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【吟遊詩人】♪メリポの果てにみた夢♪【第七十楽章】

764 名前: 名も無き軍師 投稿日:2005/03/25(金) 01:35 ID:8mBGg8yc
まあ、もまえらこれでもみてもちつけ

754 名前: 名も無き軍師 投稿日: 2003/03/10(月) 16:44 [ eK0cVUb. ]
よぉしパパン 狩人の明るい人生を予測しちゃうぞ〜


   薔薇色の人生(前編)

『彼女にプロポーズしよう!』
そう決めてからもう数週間たってしまった。

「どうしたの?」白魔道士の彼女が訪ねる。「いやなんでも・・・」
「あ Tellきたわ。じゃあ仕事いってくるわね あなたもがんばってね」
「ありがとうがんばるよ。」・・・何を頑張るのだか・・・

ジュノでシャウトするも仕事が無い。そんな日が毎日続いた。彼女はそんなオレを
見ていたらしく、時々声をかけてくれるようになった。Lvが違うからPTは組めないが
彼女と話してるとやる気が沸いてくる。付き合っている訳では無い。
だが彼女も好意を持っていてくれる、そう感じている。

彼女を好きになり家庭を持ちたいと考えるようになるのに時間はかからなかった。
だが・・・

日は暮れていく、仕事は今日も無かった。しかたなく家路へと帰っていく。
私の家にはモーグリもいない、モーグリの食費のギルも私には無いからだ・・・

今日も晩飯はワイルドオニオン 近頃はこればかりだ。朝はデルフラントベアを
昼は無し、夜はワイルドオニオン たまにトカゲの卵でも拾ったときなどはご馳走だ。
たまにはミスラ串でもと思うがやはり・・・ギルが無い。

この自分の甲斐性の無さが、貧乏がプロポーズを言い出せない原因なのだろうなと
わかってはいるのだ。

沈んだ気持ちで家のドアを開けると、久しぶりに親父が帰ってきていた。
「よぉ 久しぶりだな」親父はクロウラーの巣で単身赴任をしている獣使いだ。
ジュノで仕事はやはり無いらしく、ジュノには時々帰ってくるだけだ。
「お帰り。稼ぎはどうだった?」「だめだな、近頃はクロ巣も人が増えてどうしようもないな」
「そうか・・飯、食うかい」私は親父に晩飯の玉ネギを一個投げ渡した。
「おぃ また玉ネギかよ! ・・・まあ巣じゃキノコばっかり食ってたしな。これを
食べると家へ帰ってきた気がするよ。」
・・・親父も貧乏だった。       
                      つづく