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【吟遊詩人】♪僕はヴィルレーしか歌わない♪【第六十六楽章】

520 名前: 名も無き軍師 投稿日:2004/10/20(水) 18:22 ID:6TeyDpdc
Lewenhart : そう、よくあることさ。
 自分は何のために歌っているのか、
 誰のために歌っているのか、夜空の星たちに問うてみる。

Lewenhart : もちろん、星の瞬きはそれには答えてくれない。
 でもそんな時、こうして歌碑の前に立って、
 詠み人たちが残した想いを心の中で奏でてみる。

Lewenhart : そうするだけで、私たち吟遊詩人が
 していることは決して無駄なことではない、
 むしろ必要なことなんだ、と思えるのさ。

Lewenhart : 海を隔てて遠く離れた場所にいる
 愛する者への想い、それはきっと波をさすらい潮風に運ばれ、
 その人の元へと届いたことだろう……。

Lewenhart : どうだい、君もそう思えてこないかい?
 そして心の中に聴こえてこないかい?

Lewenhart : 自分が信じることができない歌なんて、
 他人を動かすことなど出来やしないよ。
 まずは君が自分の心を動かすことだ。
 それを忘れてはいけないよ。

Lewenhart : きっと君もとてもつらいことが
 あったのだろう……。今のその自分の心と真剣に
 会話をしてみなさい。
 それは必ず歌へと生まれ変わるに違いない。

こんな葛藤を繰り返してるのが詩人じゃないのか?