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【吟遊詩人】♪たった一つの冴えたやり方♪【第七十八楽章】

444 名前: 名も無き軍師 投稿日:2005/11/30(水) 04:59:50 ID:B3Dr/VhK
わたしは漠然と理解していた。
彼が目を覚ます日はこないのだろうと。
居たたまれなくなりその場を去ろうとしたわたしは、
最後に一度だけ振り返りその詩人の顔を見つめた。
こちらを見つめる彼に、多分わたしは見えていないのだろうと思うと悲しくなった。
網膜に焼き付いた妄想の跡を追い続けているのであろうか、
こちらを向いた彼は只、幸せそうに微笑むのだった。